益普思(支援)事業

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清華健康科学基金 —— 先端科学・教育向けのハイエンド交流プラットフォーム

設立趣旨

 ライフサイエンスは今世界で最も活発で、かつ成果が見込まれる領域として注目されています。中国の最高学府である清華大学はライフサイエンスを最も重要な学問分野の一つとして位置づけ、2001年には清華大学医学院、2009年には清華大学生命科学学院をそれぞれ設立しました。このような背景のもと、2010年11月、清華大学教育基金会と日本のEPSグループおよび武田薬品工業などの企業と相互協力し、「清華健康科学基金」を設立することに至りました。

 清華健康科学基金は、保健医療、医薬品、医療機器、公衆衛生などに関連する最先端の研究と技術開発をめぐって、日本と中国の両国間の交流を促進し、両国民の健康と社会福祉に寄与することを目的とします。日中両国における産官学のリソースを結集して、定期的に交流または合作の機会を提供し、大学の研究と企業のニーズをマッチングさせ、研究開発と新しい市場への進出等を支援し、日中両国の健康産業におけるウィンウィン関係の構築を目指します。

 


第3回「東アジア遺伝子治療産学シンポジウム」に出席した各国代表

事業範囲

1、日中両国の医薬品関連企業の幹部研修ならびに専門人材の育成
2、先端的な医薬品開発、医療機器開発等に関する国際シンポジウム/フォーラムの開催
3、日中両国の医薬産業に関する調査分析と情報共有
4、医薬品、医療機器、健康食品等ヘルスケア分野の研究開発事業へのサポート 5、高齢者医療・介護事業における研究並びに教育研修事業へのサポート

 

活動実績

2011年 日中医薬企業の上級管理者研修
(テーマ:中国医薬市場の将来分析および日中医薬企業間の協力関係の構築)
2011年—2012年 健康産業関連の基礎調査を清華大学に委託して実施
1、中国の予防医学と将来の医薬品市場
2、医療機器の政策と今後の方向
3、中国における高齢者健康産業の動向
4、放射性診断薬の市場と将来展望
2012年—2015年 中国蘇州と日本の岡山にて毎年交互でシンポジウムを開催(第1回~第4回)
「東アジア遺伝子治療産学シンポジウム」
2013年—2015年 清華大学医学部と山梨大学医学部の教授交流・訪問に助成金を提供
清華大学医学新技術研究室にPM2.5を含める空気モニター/空気清浄機の研究開発に助成金を提供
2015年 中国の蘇州で「医用画像の先端技術シンポジウム」を日立メディコ社と共催
2016年 中国の北京で 第1回「清医論壇」を清華大学薬学部と共催
(テーマ:漢方薬の国際化を加速する仕組みを考える)